急に起こる水のトラブルに

下水の詰まりは予防できる!予防法と詰まってしまったときの対処法とは?

排水管トラブル

お風呂場やキッチンなどの水回りから下水が溢れ出してきたら大変なことに…!そんなことにはなりたくないですよね、そこで今回は下水の詰まりを予防する方法と詰まってしまったときの対処法をご紹介します。

1.下水が詰まるとは?

1 .1 下水が詰まる理由
そもそも、下水が詰まるとはどのような状況でしょうか?まずは、家庭内の排水の構造を確認してみましょう。家庭内からでた汚水は排水溝から、壁や床に通っている排水管を通って行きます。この汚水が合流し、各家庭の汚水が流れている大きな「下水管」と呼ばれるパイプを通って排水されています。下水詰まりは、この排水管と下水管が交流する部分など各所で起こります。
1 .2 何の詰まりが原因で起こる?
下水詰まりは、お風呂や洗面台、キッチン、トイレなどが合流した配管で起こるので、要因は様々です。例えば、キッチンから流れた油や生ごみ、お風呂から流れたシャンプーやリンスなどの油分も詰まりの原因を起こします。また、トイレのから流れ出た尿も時間をかけて尿石になり詰まる原因にもなりえます。単純に、固形物を流してしまって詰まってしまったケースもありますが、油や尿など液体のため一見詰まりの原因にならなさそうなものも時間をかけて蓄積し、詰まりの原因になる場合があります。
1 .3 下水詰まりが起こりやすいのは断然一戸建て!
家の中をを通る排水管は床や壁など、実は多くの場所に設置されています。一戸建ての場合、横に伸びる排水管が多く、水の排水の緩やかなため汚れが蓄積しやすく、下水詰まりが起きやすい原因となっています。マンションなどの集合住宅では、各家庭からでた汚水を「縦管」で合流し流すのですが、マンションなどの集合住宅は建物自体の高さがあるため、水に勢いが付きやすくなり排水管に汚れの付着が少ないため、起こりづらいと言われています。

2.下水詰まりを未然に防ぐ!予防法とは

2 .1 キッチンでの予防法
揚げ物した後の油や、料理中に出た油をついついそのまま排水溝に流してしまってはいませんか?キッチンで下水詰まりに注意する場合は、一番油の処理に注意が必要です。揚げ物のの油はさすがに…という方もラーメンの汁や鍋をした後の汁なども気にしている方は少ないのではないでしょうか?油の排水は蓄積し、大きなトラブルになりかねませんが、全部の油を含む排水に注意することは難しそうですよね!もし、油分が多そうなものを流したい場合は、温かいお湯も多めに流すようにして下さい。そうすることで少しでも排水管に油分が蓄積することを防ぎます。
2 .2 トイレでの予防法
トイレの場合は、排泄物やトイレットぺーパーの量に対して流す水の量が少なかった場合に起こりやすくなります。こまめに水を流すことや、排泄物の量に応じて水の流す量を多めにすること、トイレットペーパーを使用しすぎないことに注意しておけば、詰まりの予防になります。また、トイレ掃除用のウエットティッシュも「水に流せる」という記載があっても1度に流す量が多ければ詰まりの原因となるので、注意が必要です。
2 .3 洗面所での予防法
主に髪の毛が詰まりの原因になることが多いと言われています。髪の毛は1度流してしまうと溶けることはありませんし、長い髪の場合は排水管の一部に引っかかり、他の汚水のゴミも絡まって詰まりの原因になります。予防法としては、排水溝にヘアキャッチャーを必ず取り付けこまめに取り除くことが有効な方法です。ヘアキャッチャーを取り付けることで、他の小さなプラスチックゴミや、使い捨てのコンタクトレンズなどを排水溝に落としてしまった際にも取り除くことができ、詰まりの予防になります。
2 .4 お風呂場での予防法
洗面台同様に、お風呂場の詰まりの原因も主に髪の毛が原因になって詰まりを起こします。排水溝にヘアキャッチャーを必ず取り付けて、こまめに取り除くことが必要です。また、シャンプーやリンス、コンディショナーの油分が原因で排水管に汚れが溜まり、詰まりを起こすケースがあります。シャンプーやリンス、コンディショナーを使用した後はしっかりと多めのお湯で流すことで、詰まりの予防になります。

3.下水が詰まった時の対処法とは?

3 .1 ラバーカップ(スッポン)で対処する
トイレの詰まり解消でよく聞くのがラバーカップ(スッポン)ですよね。こちらはトイレだけではなく、キッチンやお風呂場、洗面台でも使用できます。もし詰まりが発生した場合には、ラバーカップ(スッポン)を使用してみましょう。ただし、キッチンや洗面台で使用する場合、排水管の部分が蛇腹ホースになっている場合は、ラバーカップを使用した際の水圧で、排水管が壊れる可能性があるので使用しないようにしましょう。
3 .2 ピーピースルー(洗浄剤)で対処する
排水溝などの洗浄で、プロも使用しているのが「ピーピースルー」という洗浄剤です。よく市販されている排水溝洗浄剤よりも、洗浄力が高く、排水管の詰まり解消に重宝されています。ラバーカップで解消しなかった場合や、ラバーカップを使用できない場合には、こちらを使用してみましょう。もちろん、ラバーカップと合わせて使うとより詰まり解消につながります。

4.まとめ

4 .1 まとめ
今回は下水の詰まりの原因と予防法、対処法についてご紹介しました。もし詰まりが発生した場合も、固形物や詰まりの原因が分かっている場合はラバーカップが有効な詰まり解消方法です。排水がうまくいってなく、なんとなく詰まっている気がする‥という場合はピーピースルーなどの洗浄剤がオススメです。それでも解消しない場合は、複数の箇所で詰まりが起こっている場合や、排水管の劣化などが考えられます。このような場合は、早めにプロの修理業者に依頼し、点検修理をおすすめします。
4 .2 プロの修理業者に依頼する場合
プロの修理業者に依頼をする場合、せっかくだったら一番評判のいい修理業者に依頼したいですよね!全国市区の水修理業者の口コミを比較調査した、サイト水のトラブル比較.comがおすすめです。お住まいの市区で一番の水道修理業者がきっと見つかるので、是非こちらもチェックしてみてくださいね!