1.マンションの水道管をきれいにするには?きれいにする方法や業者に依頼する費用などをご紹介します。
- 1 .1 どうしてマンションの水道管をきれいにする必要があるのか
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水道管の洗浄というと、デパートやレストランでされる印象を持つ人もいると思いますが、マンションでも洗浄がされています。給水設備のようにチェックが必須ではありませんが、水周りのトラブルを防ぐためには、必要です。水道管に赤錆や垢といった汚れが付きやすくなります。このような汚れが蓄積すると、赤色の水が出たり、臭いが発生するなどのトラブルが発生するようになります。
またさびが付着した水道管から送られる水は、鉄中毒のトラブルのファクターにもなります。人の身体は鉄分を貯めるようにできています。もしさびが含まれた水を摂取し続けた場合、摂りすぎによって体調不良が発生する可能性が高まります。こうしたことから、マンションの水道管はたまに点検し、きれいにしなければなりません。
一般的に水道管の耐用年数はおよそ20年です。チェックしないと、いつの間にやらダメになったということになります。なので、点検作業が必要です。点検作業を心掛け、トラブルがないか確認しましょう。
- 1 .2 どれくらいの頻度できれいにすればよいのか
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先ほどご紹介した通り、水道管の寿命は20年程度と推定されてます。しかし、点検作業を実施しないと、寿命が早まってしまいます。なので、時々水道管内はきれいにしておく必要があります。水道管の形や材料などによって条件は異なりますが、マンションだと年に一度はきれいにしたほうが良いです。「ちょっと少ない?」と思われる方もいますが、問題ありません。年に1回の洗浄ですと、業者に依頼する際のコストも安価にすることができます。
水回りで何のトラブルが起きないといっても注意してください。水のトラブルは予想外に発生します。何の異常が無くても定期的にチェックすることが大切です。マンションにお住まいのケースは、水道管の洗浄作業は管理会社が依頼します。なので、普通は住人から依頼することはないです。しかし、異臭や異常な水音といった問題が起きることはあります。
- 1 .3 どうやって水道管を洗浄すればよいか、その手順とは
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洗浄には専門的な技術を要するため、素人が作業するのは難しいです。そのため、作業は業者に依頼します。業者に依頼した後に、作業が完了するまでのフローは次のようになります。①業者に電話、②業者が訪問、③水道管を点検、④洗浄装置を使用、⑤排水の状態をチェック、このようなフローです。集合住宅ですと、管理会社から業者に連絡します。個別世帯での水の問題ですと、個人が連絡します。家から近いエリアの業者が理想だと思います。
- 1 .4 洗浄をして貰う際に注意すべきポイントは?
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マンションにおいて個人で業者に洗浄を依頼する際にはいくつかポイントがあります。
例えば、水周りに関する問題が発生した際には、事前に管理人さんや管理会社の許可を得る必要があります。もし許可なしに水道管の洗浄作業を実施すると、大きなトラブルにつながる危険性があります。近隣住民に対しても洗浄作業をすることを説明しましょう。
また業者にお願いする際は、水道局の「指定工事店」に指定されているか必ず確認してください。トラブルが起きた時、調べてみると水道屋さんは予想以上に多いです。宣伝文句に誘われて依頼した結果、手抜き工事や高額請求にあった問題も多いです。
「指定工事店」とは、各地域の水道局から給水装置工事を適正に施工することができる水道業者として許可された「工事店」のことです。指定を受けるための要件としてその給水区域の自治体から認可を受ける必要があります。「指定工事店」に依頼することのメリットは多いです。1つ目に費用が適正です。2つ目に工事で使う材料や工法が「水道法」に沿っており安心です。また、金額のトラブルを回避するため、依頼する際は見積りを忘れずにやりましょう。